参加者の声
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これから、デンタルケアをすることでどういったお口の中に変わっていくか!?
ミニチュアシュナウザーの男の子に協力してもらい、経過をレポートしていきます!お楽しみに!!

体験者:ミニチュアシュナウザー(7歳・男の子)

<飼主が気になる所>
歯周病なのか?
口臭がひどく歯石も多量に沈着しており、歯もグラグラ動くようになってしまった。オーナーさんの手が上の前歯にぶつかってしまい、もっとグラグラがひどくなってしまったことで獣医師に抜歯してもらった。
全身麻酔下で歯石除去を行うため採血をした所、肝機能の数値に異常があり歯石除去どころではなくなった。しかし、お口の中の状態が気になる。

<歯科衛生士からのコメント>
お口の中所見。
口臭・多量の歯石、プラークの付着があり食物残渣もみられた。全体的に歯周病が進行しており歯肉からの出血・排膿があり、歯一本一本がグラグラと動いている。
又、動くことにより歯が位置移動しており、歯列がひろがってしまい、お口が閉じられない状態になっていた。
歯周病原菌の存在するプラークを確実に落とす。
ブラッシングテクニックを指導した。オーナーさんに続けて頂ける方法を相談し、可能な限り毎日ブラッシングを行って頂く事にした。
<用語解説>  
プロービング検査: 歯肉の炎症の有無・炎症の程度歯周ポケットの深さを測定すること
プラーク    : 歯垢(歯菌・歯周病菌のかたまり)
抜歯窩     : 歯が抜けた状態の歯肉(歯周病により抜歯)
歯周炎     : 歯肉の慢性的な炎症状態
6月の経過報告
まず、プロービング検査(歯周ポケットを測定すること)を行ないます。
プロ―ピング検査により5mm程の歯周ポケットが認められた。
歯周病により歯が抜けてしまいました。歯が抜けた状態の歯肉です。
歯肉の中で化膿しており常に歯肉周辺縁より膿が排出されている状態
歯周炎がおきており、原因のプラークもたっぷりついてしまっています。歯石もみられます。
右側の奥歯です。
奥歯にもプラークが見られ、食べ物も残っていますね!
全体的にプラークが見られます。これから、このお口の中がどう変わっていくのか経過をお伝えして行きます!
ブラッシングを行うと歯肉全体、特に歯間部歯肉からの出血がある。今後、適切なブラッシングにより原因のプラークが確実に除去ができれば炎症が改善され、ブラッシング時の出血が治ることをオーナーさんにお伝えした。
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